日 時 | 令和2年3月18日(水)午前10時 |
場 所 | あづみ野テレビ(株)第一会議室 |
審議会委員 | 牛山 純氏、青木 忠孝氏、猿田 孝江氏、髙山 壽昭氏、所 太久馬氏、宮本 勝彦氏、赤沼 亮彦、矢澤 義彰、畠山 由美 計9名 |
安曇野地区の加入者数は厳しい中でも微増で推移している。池田松川地区は現時点で約450世帯の方に加入がある。
【FTTH事業の進捗報告】
当社では社運をかけ伝送路のオール光ファイバー化に取り組んでいる。そのビジョンは人と人、人と街、人と社会がつながる地域情報ネットワークの基盤を担い、総合サービス事業者として、地域に貢献、生活を豊かにすることができる会社、まさに無きゃ困ると言ってもらえる会社になることを目的に取り組んでいる。
【事業環境】
少子高齢化の影響を受けて、加入者の高齢化がすすんでおり、今後は世帯から個人へのシフトと若年層の取り込みが課題である。また外部環境では、スマートデバイスの普及により若年層へ従来の編成型放送サービスが受け入れられなくなっており、代わりにDAZNやネットフリックスなどのOTT事業者が台頭してきている。 この流れはNHKを始め各番組供給事業者へも波及しIP化への投資が活発になっている。このように一層事業環境は厳しさを増しており、当社がとるべき対応として、ケーブルテレビだからできること、当社しかできないことを実践していくこと重要であり、また自主放送を含め各サービスの商品力を高めていく必要である。
【ブランドとポジショニングの確立】
ひかりサービスの総称は、先行する池田松川と同じく「ひかりあづみ野」とした。このブランドを今後浸透させていく必要がある。これには30年築き上げてきた信頼を基礎に、ひかり化に伴って新たに提供できる価値、若年層からご年配の方まで届く幅広い価値、個人に届く独自性ある価値を加えていく必要がある。 そうするには当社のポジション(スポーツ見るなら、韓流見るならあづみ野テレビ、サポートのあづみ野テレビ、インターネットはあづみ野テレビなど)を創造していくことが重要であり、これに基づくプロモーションを意識した活動を行っていく方針である。 |
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加入数の詳細について質問。 | |
対象世帯は安曇野エリアで集合住宅を含め約45,000世帯、池田松川は約5,000世帯であり、対象世帯加入率は概ね20%である。しかしながらサービスが提供できる 加入可能世帯は約30,000世帯となるため、これを加味すると加入率はもう少し上がる。またひかり化により、引込距離の制限が限定されるため、今後加入可能世帯は増加する。 | |
先日の池田町長選挙と松本市長選挙の件について質問。
開票速報の番組をやっていることを知らなかった。たまたま翌日の新聞が休刊日だったため、信毎文字で確認した際、その放送をやっていることを知った。池田松川の加入率が10%満たない中、開票速報や松川村での台湾の放送のような取り組みを、より一層重視し、広報していけば、もっと加入拡大につながると考える。 |
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このような番組を企画し放送しても、まだまだ地域の方々に認知されていないことが課題。現在の広告は、月に1回の新聞折込広告と池田町の広報誌であるが、前者は新聞を契約している世帯にしか周知できていない。
池田町の広報誌には、開局当初よりインターネットの宣伝を主に行っているので、ご意見を参考に、今後はタイミングよく番組周知の広報に変えていくことを検討したい。 |
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ネットより活字でみる世代がまだ多いので、広報誌などを利用してもらいたい。 | 特色ある番組をつくるとよいと思うので、研究してもらいたい。 |
初めに令和元年を振り返り、今年度の各種中継や新たに取り組んできたことを報告。
【新たに取り組んだこと】
池田町議会中継を開始したこと、交通情報カメラを設 置し運用開始したこと、長野朝日放送とのコラボ番組などの取り組みについて説明。
【生中継の主な実施報告】
信州緑化フェア、ハーフマラソン、高校野球、安曇野花火、安曇野市防災訓練、長野県縦断駅伝、穂高神社での年越し映像、池田町および松本市の首長選挙などを実施した。 | |
今後の自主放送番組制作の取り組みについて説明。
【新たな報道制作課の体制】
4月より新卒1名と経験者1名、合計2名の採用を予定している。昨年度と比べ報道制作課に所属する社員も入れ替わり、新しい取り組みなど、今までとは異なる価値観で取り組む体制が整いつつある。
【報道制作課の来年度方針】
報道制作課の基本方針として、自主放送の商品力を高めることを掲げており、自主放送を目的に加入したいというお客様を1人でも増やすことを目標にしている。 主な実施事項では、加入動機となる番組制作、美しく、素早く、正確な報道や番組制作、一人の視聴者にも多くの視聴者にも寄り添える番組作り(当社だからできること)、自主5チャンネルの効果的運用、災害時等の緊急放送の備え、以上5項目をあげ取り組んでいく。 |
選挙の開票速報の話であるが、20時に始まった段階で松本市長選挙の当確がでていた。 開票の前に当確を出すのは、モラルに反するのではないかと思う。 | |
SBCで先に当確を出したようである。民放で出てしまうとケーブルテレビでも出さない訳にはいかなかったという背景がある。 | |
梓川地区は選挙の関心が高かった。特に選挙について はモラルを高める必要がある。梓川の中学校と高校が出展している美術展の扱いが小さくて残念であった。ABNとの共同番組は面白く、今後も続けていくとよい。 CSの番組がつまらなくなってきている。時代劇チャンネルを見ていたが、昔の作品をずっとやっているだけなので、日本映画など新たなチャンネルを取り入れていくとよいと思う。 テレビ松本では松本の歴史番組を放送している。これが評判なので、安曇野でも同様の企画を取り上げていくとよい。 |
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ポジショニングに取り組むという話があったが、現在ではネットであらゆる画像が視聴できるようになっているが、その中でもまだまだ地域情報は少ない。ポジショニングにおいて地域情報の価値はあると思う。
安曇野市のHPには、県外からのアクセスが多い、観光情報などを始め、意外にも図書館の検索も多いので、このような状況も参考にしてもらうとよい。 |
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昔、大河ドラマの再放送をしていたことがあると思うが、大河は世代によって評価が変わると思う。昨年の「いだてん」などは30代40代の世代にしてみると面白いが、年配の方々には物足りないと言われている。良い作品(大河や連続テレビ小説など)を視聴したいと思う方は、若い世代でもまだまだ多いと思うので、このような再放送番組も再度検討してもらうとよい。
年始の「なかよし」アーカイブ番組を見たが、いつ頃の映像かわからなかったので、字幕などを入れるとよい。 夕方は、どの放送局をみても同じような内容で面白くないが、ANCではその時間帯に高校野球などをやっていて良かった記憶がある。この時間帯を有効に使うと良いと思う。 |
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大河は時代劇チャンネルでも一部やっている。ジャニー ズ系が出演していると地上波以外で放送出来ない事情がある。 | |
地域の情報を放送することは良い。ただ保育園などは視聴者が限定されると思うので、一方で広範囲に訴求できる番組を制作していけば加入者も増えると思う。
ガイド誌が小さい字で読みづらいところもあるので、発想を変えて、チラシを定期的に折り込み、片面は広告媒体としてみるなど検討してみると良いのでは。 |
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前回の審議会でも同様のご提案があったが、ガイド誌の扱いについては流通問題を含め課題が多い。2019年4月号から趣を変えて、手にしてもらえる、繰り返しみてもらえるよう変更を加えた。
チラシなども継続して行うことには効果があると思うのでご意見を参考にしたい。 |
ホットラインANCの概要について説明。 平成26年の自主放送ハイビジョン化とともに、今までの15分番組から30分に拡大して放送している。 月水金の週3回にわたり地域の情報を集めて放送している。ここ数年は事件事故の報道も扱うようになり、地域の皆様から反響をいただいている。 |
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委員各人へ配布済みのDVDについて説明し、再生。 | |
ニュースの内容は良い。残念なのは生徒の声が小さく聞きづらかったことである。 また他の地域のケーブル局との連携で、駒ヶ根の高校生のことを取り上げてあったことも良かった。 |
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選挙の話で、甕候補と水橋候補を取材していたが、その後に立候補した勝山候補も取材したのか? | |
取材日の段階では、まだ勝山氏が立候補していなかったので、現職と水橋候補の会見取材を行った。その後に勝山候補の会見取材も行い放送している。 |
放送番組審議委員の再任依頼について説明する。令和2年3月31日の任期満了に伴い、依頼文に基づき当番組審議委員への就任をお願いしたいと説明。 | |
全委員にご了解をいただいた。 | |
市民タイムスなどに掲載される番組表は、なぜこのような形式なのか。 | |
市民タイムスや信毎では、指定されたフォーマットが決まっており、それにそってデータを送っている。ガイド誌の番組表も、見てもらえるように工夫を凝らして今年から番組を帯編成に変更していることを合わせて報告。 |
以上 |